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T**8
タクティクスのトレーニングに
フォーク、ピン、ディスカバリー、デコイ等のテーマごとに1章を割き、最後にはチェックメイトの課題(2手、3手、4手)、デフェンスの問題まで、タクティクスの基本形を解説、ポルガーの実戦例(棋譜全部ではなく部分図)、そして十分な数の問題(1ページに3問ずつ、各章25〜50問、総計500問以上)、各章末に詳しい解説となっています。問題本位でタクティクスのトレーニングをしたい人にはお勧めです。もちろん、解説は狙いや筋がコンパクトですが、きちんと書かれているので、正解を見てもよくわからない、ということがありません。難易度ですが、USCF 1200-1400程度で、8割の問題はだいたいすぐ解けて、後の2割は少し考えなければいけない、というレベルです。初級から中級レベルというところでしょうか?ただ、難点をひとつだけ挙げれば、解答が正確ではないことがまれにある、ということです(50問中に1つくらい)。具体的には、例えば、2章のピンの問題49で、正解手順は1.Bg6 Qxa3 2.Rxe8#となっていますが、黒の応手1...Bxg6が見逃されています。念のためFritz 11でチェックしたところ、やはりそうでした。こういう時は、ポルガーのようなGMさえうっかり見逃した筋を発見できた、と素直に喜ぶことにしましょう。また、以前、パンドルフィーニのMore Chessercizes 2では、白番メイトと書いてあるのに、実は黒番だった!ということがまれにあり、ずいぶん無駄な時間を過ごした、とがっかりしたこともありました。教訓としては、1問にはせいぜい15分以上(多くても30分)は費やさず、わからない時は正解を見ることですね。問題や正解が間違っていることもあるのですから。。。でも、そうして考え尽くしたことが後の力になると思います。
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