朱**主
ブリストル405
レストランへ走るブリストル405、BMW2ℓエンジンの4ドアセダンがかっこいい。後方からのカメラで丸いルーフと3分割のリアウィンドウがとらえられ、新たなパワーを得るために疾走する男の姿が浮かび上がる。雄々しいGTカーが、彼に生命力を与えるのだ。 ラストの毒きのこ入りの料理を覚悟して飲み込むのは愛なのか? D・デイ=ルイスは俳優業を引退して、ファッションデザイナーを目指すらしい。すでに靴職人にはなってるそうだ。3回オスカーを受賞しながら…。
J**X
美しい人間の感情と寄り添う仕事、クリエイター、デザイナーとはなにか
この映画の主演ダニエルデイルイスはこの映画を撮っているうちにあることに気付き、俳優を引退してしまった。悲しみが拭えなかったという。なにに気付いたのか。 人間とは本来野生的なもので、この作品は醜いことが、欠点が美しく感じさせる.決して女性向けの映画ではない.この美しさに女性は嫉妬し、なにがいいのかわからないというだろう.作られた美を否定し、本能的、人間的な美しさ人間であることが素晴らしいと感じさせる.女性は飾る人為的なものをSNSで挙げ、ところかまわず意見を述べ、自分のの承認欲求を満たす。しかし、それは誰もが賛同するものではないことだと気づかされ、本来背負うべきはずのリスクがあることを痛感するだろう. クリエイターと呼ばれる人たちは悲しい生き物だ.承認欲求を満たすために、仕事に誇りを持ち、他人と自分を区別しつづけ気持ちを安定させなければならない。しかし本来評価は好奇心の探求の末に後で勝手についてくるもので、他人からの賞賛を求めるべきでないし、目指すべきではない。しかし、日々生きていく中で、愛するものを見つけた場合、人生の意味、真実の愛を知った時、それらは愛する一人を守るための、生活するための「仕事」に過ぎないと気づかされ、様々な感情を感じる機会となる。本物の芸術家に必要な感情の豊さを感じることができるのだ。それを経験した時、承認欲求を力に変えるクリエイターは命の終わりを意味するのかもしれない。そう、以前の”純粋”な気持ちで仕事ができなくなる。ダニエルは自身の役者人生に空っぽを感じ、残された時間で「人生」を、愛する人との時間を取り戻そうとしたのだ。だからこそこれがダニエルにとって特別な傑作であることはいうまでもない。 回りの賞賛を得るための”本気”ではなく自分の趣味でモノを作っている。それを回りが評価してくれるのならば、それこそ本物のクリエイターと呼ぶにふさわしい。そんな当たり前のことを思い出させてくれる映画でした。
テ**世
PTA監督作第2位!! (2020年現在)
PTA監督作ベスト31st There Will Be Blood2nd Phantom Thread3rd Magnolia※個人的な見解です。
ビ**カ
凄いストーリー
最後まで、目が話せない。
ル**パ
まるでヨーロッパ映画のような…。
ポールトーマスアンダースン監督の本作、マグノリアの大ファンの自分としては意外な作風だ。つまり現代のアメリカ映画ど真ん中の監督と捉えていたので、そのヨーロッパ風味に驚いたが、それは私見そのもの。ヨーロッパ風味の意味は自分としては一言で云えば「静謐」。乱暴かもしれないがサントラがノンサッチから出されていることからも判る方は判るだろう。思えば才気煥発、エネルギッシュな若者がブキーナイツからここまで「熟成」したということだろうか。とにかくヴィンテージワインを楽しむように観ることをお薦めする。決して「誰か」と一緒には観ないように。特に印象的だったのは木の床に響く靴音。それが主人公たちの心象風景を見事に代弁しているかのようだ。ちなみに本作は亡きジョナサン・デミ監督に捧げられている。その繋がりが自分にはいまいち見えて来ないのだが、彼はデミ監督がいたから映画監督になったと公言しているそうだ。 観ずに死ねるか!の1本。
こ**く
静かな感動の余韻が残りました。
どうやら13歳でパニック障害を発症してたのに、そうとは知らず始めて受診したのは24年後37歳の時でした。更に17年目の今年までにうつ病など4つの病気を併発し、長らく着る物に興味を無くしてました。この映画を見て自分に合った自分だけの素敵なドレスを着てみたいなぁ・・と心から思いました。そしてウッドコックとアルマの愛し合う気持ちに静かな感動を覚えました。良く分からない部分もあったけど、こういう映画も好きです。はぁ・・素敵なドレス・・・着てみたいなぁ~。
亀**亀
これは禁断の恋ですか?
主演女優がイマイチだけど、終盤の食事のシーンはすごく緊張しました。
A**W
静かで
とても美しい映画でした。序盤の「神経質に決められたことを淡々とこなしていく動き」がたまらなく好きです。ゾワゾワしました。私は女ですがどうも考え方は男性的みたいで、主人の行動に何の不思議も無く・・笑ああ・・女のこういう所って面倒だなぁ・・と思いながら観てました。後半の流れは面白くて、静かな映画ですが見入ってしまいました。何よりEDの音楽が本当に美しいです。
Trustpilot
2 weeks ago
1 month ago